頭に髪の毛が殆ど無い『トシ』おばあちゃん(仮名)のお話です。
いつもかつらを購入して頂いているお得意様で、当然毎日かつらを着用されています。
トシさんは何個もかつらを持っていて、TOPに合わせて使い分けています。
オシャレなんです。
農家ですから、農作業もこなします。作業の時は、古くなったかつらを専用に着用しています。
とある天気が良い日のこと、いつものように農作業専用かつらを着用し、その上から日避けの
手ぬぐいを被り、畑に出かけました。
作業もある程度進んだところで、「トぉ〜シさぁ〜ん」と呼ぶ声に、曲がった腰を伸ばして上を
見ると、町長さんが居たそうです。
「あんれ、、まあ。町長さん」と挨拶しようとしたトシさん。失礼にないようにと穂おっ被りした
手ぬぐいを取り、深々と頭を下げたました。
もう、お分かりですね。 トシさんは、手ぬぐいと一緒にかつらまで取ってしまい。
薄くなった頭を町長さんに向けたのでした。
「ホレホレ、頭! 頭!。 頭取れてるゾ!」町長さんに言われても、何のことかと気づかない
トシさん。???
指差された手ぬぐいが分厚いことにようやく気づきます。真っ赤な顔して被りなおしたそうです。
後日トシさんに、『絶対脱げないかつらが欲しい』と言われました。
■緊張すると何をするかわかりません。気をつけましょう。
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