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 ■ かつらの種類 : 女形の日本髪 サイトマップ No.1 | No.2

かつらの種類の中から、女形の日本髪について解説しています。構造や結い上げ方法、注意点について解説しています。
■女形の日本髪とは
タイプ概要解説
1.日本舞踊(古典舞踊や新舞踊)で使用される、女性のかつらが女形日本髪かつらです。
2.富士額の表現(網付きと網無し)
    (1)前網付き
        @額部にネットが取り付けられ富士額を植毛しているタイプ。現在、日本髪と言えば
          このタイプが主流。
            ※以前、柔らかい樹脂に富士額を植毛したタイプが発売されましたが、
              経年変化で樹脂部がボロボロになる欠陥があり姿を消しました。
        A日本舞踊で使用される女形では、富士額があるほうが「 粋 」で良いとされます。
 
    (2)地かつら
        @古典舞踊で使用されたり、古い花嫁かつらに多く見られる、網の無いタイプ。
            ※古典舞踊界では、「 まとも 」と呼ぶこともあります。
        A富士額が無く額が丸いタイプと、地金(じがね)が富士額の形になっているタイプの
          2種類があります。
            ※地金が富士額形のものは、確かに富士額が表現されているのですが、
              ネットで表現されたものに比べると厚ぼったく野暮に見えてしまいます。
 
3.女性用日本髪の代表的なヘアスタイル
    (1)つぶし島田:頭頂部のマゲが少しつぶれたような形から、つぶし島田と呼ばれます。
               芸者さんや花柳界の女性を表現するスタイルです。
    (2)夜会巻き :後頭部に髪の毛をねじってまとめたスタイル。
              祝い踊りや、女性が男役の踊りをする際にも使用されます。
 
 
女形日本髪かつらの
  構造と結い上げ
1.日本髪は、地金というアルミや銅板をたたいて曲げたもので、かつらの土台が作られます。
2.地金に人毛で作られた部品を、取りつけて本体が完成します。
    (1)日本髪に使用される髪の毛は、本物の人毛が使用されます。
3.本体が完成した後、床山さんに結い上げに出して最終的な完成品となります。
4.日本髪のスタイル
    (1)ひとつの日本髪で、様々なヘアスタイルに結い上げ出来ます。
    (2)踊る曲目、役によって適切なスタイルが決まっています。
        @古典舞踊では、この演目のこの役どころには、このスタイルと規定されています。
        A新日本舞踊では、ある程度演者のアレンジが許されます。
 
 
日本髪使用上の注意点
1.自分の頭に合わせて作った日本髪は、他人に貸さない。
    (1)日本髪はご自身に合わせて作るフルオーダーが基本です。
    (2)人の頭の形は、千差万別。誰一人として同じ形状の頭はありません。
    (3)自身の頭の形に合わせて作られているため、他の人には合いません。
    (4)無理に装着しようとすると、変形してご自身に合わなくなる場合があります。
       壊れるてしまう最悪のケースもあります。他人に貸さないようにしましょう。
2.羽二重をキッチリ装着しましょう。
    (1)かつら合わせのときと同じように、羽二重を装着しないとスムーズに被れません。
    (2)髪の毛が長くなっても、きつくなります。同じ長さにしておくのが理想です。
3.前網ネットを破らないよう注意して下さい。
    (1)額に網を取りつけ、富士額を表現しているタイプのかつらは、ネットが破れやすいので
       取扱いに十分注意して下さい。
    (2)もみ上げ部を左右に開きすぎるとネットが破れてしまいます。
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